たまには設備編♪

たまには設備編♪

施設スタッフの澤田です。

 

設備日記:ヘアーキャッチャーOリング交換の裏側
たまには、温泉設備のお話を。
ろ過機には「ヘアーキャッチャー」という装置があります。
名前の通り、濾材(ろざい)へ流す前に髪の毛やゴミなどをキャッチしてくれる大事なパーツ。

まさに“第一の守り神”です。

七沢荘の設備は、正直とてもよく考えられていて、自慢したいところのひとつがあります。

それはヘアーキャッチャーのフタが透明なこと。

これ、本当に大事なんです。
中が見える=水の状態がふだんから目視で確認できる。
「ちゃんと水が回ってるか?」「エアー噛んでないか?」「透明度平気か?」がすぐ分かるので、安心なんです。

他の施設での経験だと、だいたいフタは鉄。

鉄のフタはとにかく丈夫なんですが、中が見えない。
中が見えないと、実はいつもどこかで心配なんですよね。
「ちゃんと流れてる?」「詰まってない?」って、毎回フタを開けないと確認できない。
*年2回推奨されている配管洗浄&ろ材殺菌作業でも透明だとやりやすいのです。
鉄だと、常に開けて確認その都度、ろ過機停止し確認・エアー抜き→運転再開
手間と時間がかかる。水質チェックもしづらいし、点検にひと手間かかる。

七沢荘のこの透明フタは、現場側からすると本当にありがたい設計なんです。

“見える安心”って、設備ではめちゃくちゃ大きい。

そんなヘアーキャッチャーですが、2年が経過したある日、Oリング(フタを密閉するパッキンの部分)がヘタってしまい、
エアーを吸い込むようになりました。
他の施設では、2年でここまで劣化することって正直あまりなかったので「やっぱり七沢の強アルカリ温泉成分の影響なのか?」と
ちょっと不思議に感じました(笑)。
部品が届くまでの間は、
「エアー吸い込むなよ〜」「最悪はシーリングテープで応急処置か…」と心の中でお願いしながら、日々の業務をこなしつつ、
ちょっと焦って見守り続ける日々。

そして、ようやく久しぶりに晴れた日。

「よし、交換しよう!」と決意してOリングを新品に交換。
結果……作業がびっくりするほどスムーズ。
やっぱり新品は強い。気持ちもラクになる。
小さなOリングひとつなんですが、これでエアーの混入が防げて、循環も安定して、安心感も段違いです。
実は、蓋もヒビをいれてしまいごめんなさい発注お願いしますと注文し届いたのを交換!いや綺麗はいい。
*確認が出来て安心感が・・・。

他の施設での経験談:ヘアーキャッチャーにウルトラマン!?

実は昔、他の温浴施設で働いていたときの話。
ある日ヘアーキャッチャーを開けてみたらなんと中に ウルトラマンの人形 が!!
「えっ!?どこから入ったの!?」って、現場は一瞬フリーズ(笑)。
幸い、配管やバルブに詰まるトラブルにはならず、本当にホッとしました。
でもあれは今でも忘れられない

“温浴ミステリー事件”

こういう想定外の異物も、透明フタなら早めに気づけるんですよね。

見えるって本当に大事。

小さなゴムパッキンひとつから、ウルトラマンまで。
温泉を支える現場には、毎日いろんなドラマがあります。
お客様に安心して入っていただくために、今日も七沢荘の設備班は、見えないところで温泉を守っています♨️
「見える安心。守る責任。七沢荘の設備は、今日もフル稼働。」(笑)

明日も元気よくがんばるぞ(^^)/

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