たまには温泉宿の裏側エピソード📚

たまには温泉宿の裏側エピソード📚
施設スタッフの澤田です。
【ブログ風に・・・たまにわ】温泉宿奮闘物語♪
■ 毎日、なにかが起きる。それでも回し続けるプロ集団。
温浴施設・旅館業って、本当に“毎日が事件”なんです(笑)
朝5時に動き出して、夜は23時までフル稼働。
(掃除&殺菌の徹底)
しかも、夜中の急なトラブルにも備えて、23時以降もスタッフが待機。
朝は5時~掃除スタート💪
10時頃から慌ただしくお部屋掃除部隊登場🧹
そして、朝イチからこうです。
「部屋の照明スイッチが入らない!」
「お湯が出ません!」
「壁紙が破れてる!?」
「テレビが映らない!?」
一見、“小さなトラブル”でも、お客様にとっては大切な時間を過ごす場。だからこそ、スタッフ全員で協力して、すべて時間内に解決する。
現場のプロ意識とチームワークが試される瞬間です。
■ 旅館・温浴施設は、奥が深いんです\(^o^)/
表面には出ないけれど、快適なお風呂、心地よいお部屋、美味しい食事そのすべての“安心・満足”は、
こうした見えない努力の積み重ねでできています。時にはトラブルに立ち向かい、時には誰かのために手を差し伸べる。
それを自然に、淡々とこなすのが私たち七沢荘のスタッフたち。
そんな日々奮闘中の

ある日の出来事!

【温浴施設あるある】塩素濃度が上がらない!? 日常のトラブルも学びと成長に
今回は、旅館や温浴施設で実際によくある
**「塩素濃度トラブル」**の一幕をご紹介します。
↑大事なんです。塩素って!!!
普段はお客様から見えない部分ですが、「安心・安全なお風呂」を守るために、私たちスタッフがどんな風に日々対応しているのか、
ちょっとだけ覗いてみてください。

★ある日の出来事:塩素濃度が上がらない!?

毎日、決められた時間に館内の塩素濃度をチェックしています。
これは、過去に万博やプールで話題となったレジオネラ菌などを未然に防ぐため。温浴施設にとっては、最重要項目のひとつです。
そんなある日、新人スタッフから報告が。
「カラン(洗い場)の塩素濃度が上がらないんです…」
おっと、これは放っておけない事態!
*業界用語でカランと言えば洗い場のシャワーの場所。
*↑

新人スタッフはカランの番号付けましょうよと!確かに一人でやっていたときは気にしていなかったが

複数人で見る場合は「番号付けなくては」

早速、A-2番「シャワーヘッドおかしいです」その日に交換(交換方法一緒に行い)本当にダメなら交換で(^^)/

・一番いけないのは、壊れたままそのままにしているのはだめだからきずきナイスです(^^)/

そして、一番の課題なんで塩素濃度上がらない????

*フロントスタッフ・掃除スタッフ・中居さんにはわからないところで、いざスタート⤵
■ 原因を探れ!スタッフ総出でチェック開始
さっそく現場へ行って、実際に測ってみると――たしかに、塩素が効いていない。
考えられる原因を順に探っていきます。
1. 塩素タンクに塩素液がちゃんと入っているか?
2. 塩素注入装置の電源は来ているか?
3. 塩素ピッチ(濃度の調整)は問題ないか?
4. 塩素ホースに詰まりや劣化、あるいはチャッキ弁の不具合か?
そしてついに…ホースに原因が!
なんと、ホースが亀裂で切れていたんです。これでは塩素が送られるわけがありません。
■ 修理開始!必要な道具と対応内容
今回は以下のような道具を使って修理を行いました。
カラス(スパナ)2本
ゴム手袋
タオル
シーリングテープ
針金
※本来は「せんまい通し(配管通し)」もあると便利!まずは古いホースを取り外し、新しいホースへ交換。接続後、ちゃんと塩素が出るかどうかを確認。
漏れがないかを水で流して、数時間後に再度チェック。
※塩素濃度が実際に反映されるまでには、受水槽の大きさによって時間がかかります。今回は約3時間後、夕方17時に確認して濃度が上昇。
無事、解決しました。
■ 日々、小さな異変に気づけるかどうか
この仕事をしていて大事だと感じるのは、「普段と違う」を感じ取れるかどうか。
・いつも濡れていない場所が濡れている
・聞いたことのない音がする
・湯の流れや温度、圧に違和感がある…

 こういった**“小さな異変”に敏感になれる力**が、温泉施設ではとても重要です。

■ チームがいればこそ、乗り越えられる
昔は、ひとりでなんとかしようとして、かえって大変になっていたこともありました。
でも、今は七沢荘には新人スタッフもいて、私(澤田)もいて、オーナーも専務もいる。
また、フロント男性陣は草刈りも機械いじりも得意。そんなチームで動けるからこそ、トラブルも「一緒に考え、学びながら解決」していける。
そんな職場環境に感謝しつつ、これからも“安心して入れる温泉”を提供していきたいと思います。
🔧日々、何気ないようでいて奥が深い「温泉の裏側」。
次回はまた、別のあるあるエピソードを紹介しますね。

■ 今だから言える。オーナーってすごい…

今回の一件を通して、改めて感じたのは――
「これ、前までは全部オーナーひとりで対応してたんだよな…」そう思うと、本当に頭が下がります。
塩素濃度のチェックから装置の確認、修理道具の使い方まで。他の施設での不具合修繕等。普通なら業者に頼んでもおかしくないようなことも、
お客様のために、自分たちで手を動かしてきた。今はスタッフも増えて、みんなで協力できるようになった。
だからこそ、これまでオーナーが積み重ねてきた努力に、ただただ「すごいな」と尊敬の気持ちが湧いてきます。
■ “安心して入れる温泉”は、毎日の積み重ねから・・・・・。
お湯の温度も、清潔さも、そして安全性も。何も起こらないように見えるその裏で、私たちスタッフは日々、小さな異変に目を配っています。
“何も起こらない”ということ自体が、実はすごいことなんだと・・・
今回のトラブル対応を通じて、改めて感じました。
これからも、七沢荘の強アルカリ温泉を心から安心して楽しんでもらえるように、
スタッフ一同、日々の積み重ねを大切にしてまいります。

これからも、小さな異変に気づき、安心を守るプロ集団として、

お客様にとって“また来たくなる場所”であり続けられるよう努力していきます。

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